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脊髄小脳変性症(SCD)はどんな症状があらわれる?
~発症から受診、診断まで~

代表的な脳や神経の病気について、その発症から受診、診断までの道のりを紹介します。
脳や神経に原因があるため、異なる病気でも似たような症状があらわれます。一方、それぞれの病気に特有の症状もあります。
Eさん (40代、男性)
せきずいしょうのうへんせいしょう
脊髄小脳変性症(SCD)

【特徴】ふらつきが出て、徐々にさまざまな動作がうまくできなくなる。

①発症

歩行時にふらつくことがありましたが、疲れがたまっているせいだろうと思っていました。
Eさんの脊髄小脳変性症(SCD)が発症したとき、歩くときにふらつくいた

②受診1

徐々に箸を使うことや、字を書くことがうまくできなくなりました。
半年後、近くの整形外科を受診しましたが特に異常はなく、しばらく様子を見ることになりました。
Eさんの脊髄小脳変性症(SCD)が発症したとき、箸を使ったり字を書いたりが不器用になった

③受診2

さらに半年がたった頃、ふらついて立て続けに転倒しました。「やはり何か変だ」と感じ、整形外科を再受診。医師から「脳外科に行ってみてはどうか」と勧められました。

③受診3

1週間後、総合病院の脳外科を受診。これまでの不調と、最近ろれつが回らなくなったことを伝え、脳梗塞などの検査を受けました。すると、医師から「小脳に気になる点があるので、脳神経内科にも行ってください」と言われました。
Eさんの脊髄小脳変性症(SCD)が発症したとき、ろれつが回らなくなった

⑤診断

そのまま脳神経内科を受診。医師からは「頭を負傷したことはないか」「家族や親戚に同様の症状がある人はいないか」などを聞かれましたが、どちらも当てはまりませんでした。
検査入院をして、血液検査、MRI検査、遺伝子検査などを受けた結果、『脊髄小脳変性症の多系統萎縮症(オリーブ橋小脳萎縮症)』と診断されました。

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Fさん (50代、男性)
せきずいしょうのうへんせいしょう
脊髄小脳変性症(SCD)

【特徴】筋肉がこわばって動きが鈍り、徐々に動作がうまくできなくなる。

①発症

何もないところで、転ぶことが増えましたが、運動不足で足腰が弱ってきたのだろうと思っていました。
Fさんの脊髄小脳変性症(SCD)が発症したとき、なにもないところで転ぶことが増えた

②受診1

半年後、手足の筋肉のこわばりを感じ、整形外科を受診。「生活のリズムが乱れたり、ストレスを感じているせいではないか」と言われ、マッサージをしたり、湿布を貼ったりして様子を見ることにしました。
Fさんの脊髄小脳変性症(SCD)が発症したとき、半年後に手足の筋肉のこわばりを感じる

③受診2

さらに半年後、家族から「動きがとても鈍くなった」と指摘され、かかりつけの内科医に相談。医師からは「パーキンソン病などの脳の病気かもしれません」と言われました。
Fさんの脊髄小脳変性症(SCD)が発症したとき、動きがとても鈍くなった

③受診3

帰宅後、インターネットで脳の病気について調べ、翌日、総合病院の脳神経外科に行ってみました。脳神経外科では、脳腫瘍などを想定し、MRIなどの検査を受けました。その後、医師から「このまま脳神経内科に行くように」と指示されました。

⑤診断

脳神経内科に行くと、すでに脳神経外科からMRI検査の結果が届いていました。
医師からは「日常生活で困っていることを教えてください」と聞かれ、よく転ぶことや、動きが鈍くなったことなどを伝えました。検査入院をして、さらに血液検査、遺伝子検査などを受けた結果、『脊髄小脳変性症の多系統萎縮症(線条体黒質変性症)』と診断されました。

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脊髄小脳変性症(SCD)にあらわれる主な症状

脊髄小脳変性症は、小脳、脳幹、脊髄などの神経組織に異常が生じる多くの病気の総称です。遺伝性の有無、障害された神経組織の種類などによって、いくつもの病型に分類されています。同じ病型であっても、障害される部位が人によって異なるため、あらわれる症状も人それぞれ異なります。
脊髄小脳変性症(SCD)にあらわれる主な症状
※症状が気になる方は早めに脳神経内科医または主治医に相談しましょう。

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