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› 重症筋無力症(MG)はどんな症状があらわれる?発症から受診、診断まで
重症筋無力症(MG)はどんな症状があらわれる?
~発症から受診、診断まで~
代表的な脳や神経の病気について、その発症から受診、診断までの道のりを紹介します。
脳や神経に原因があるため、異なる病気でも似たような症状があらわれます。一方、それぞれの病気に特有の症状もあります。
Kさん
(50代、男性)
じゅうしょうきんむりょくしょう
重症筋無力症(MG)
【特徴】まぶたが開きにくく、ものが二重に見える。夕方に悪化する。
①発症
夕方になるとまぶたが重く感じる日が続いていましたが、翌日には回復していたため、仕事の疲れだと思っていました。
②受診1
1ヵ月後、まぶたが下がってきて、目が見えにくくなり、眼科を受診。加齢によるものではないかとのことで、そのまま帰宅しました。
③受診2
1ヵ月後、夕方になるとものが二重に見えたり、まぶたがさらに重くなったりするようになりました。パソコン作業などで目が疲れているのではと考え、眼科を再受診。医師から、
眼瞼下垂
がんけんかすい
(※1)について話があり、総合病院で診てもらってはどうかと勧められました。
④受診3
翌週、総合病院の眼科を受診。問診で医師に「朝は大丈夫なのですが、夕方になると開きにくくなります」と伝えたところ、血液検査を行うことになりました。
⑤診断
1週間後、総合病院の眼科を再受診。医師から、血液検査で抗アセチルコリン受容体抗体検査(※2)が陽性のため、脳神経内科に行くように言われました。脳神経内科医から、これまでの経緯等の再確認が行なわれ、『重症筋無力症』と診断されました。
※1:何らかの要因により、まぶたを上げようとしても、まぶたが上がらなくなる状態のこと。
※2:重症筋無力症の診断に用いられる血液検査の一つ。
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重症筋無力症(MG)にあわられる主な症状
重症筋無力症は、神経から筋肉に指令を伝えるのに必要な情報伝達物質(アセチルコリン)の筋肉側の受容体を、自己抗体が攻撃し、破壊してしまうために、筋収縮機能が低下する病気です。
疲れやすい、夕方に症状が悪化する、日によって症状が変動する、筋力低下は休息によって回復するなどの特徴があります。
※症状が気になる方は早めに脳神経内科医または主治医に相談しましょう。
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※「神経内科」と掲げている病院もあります。
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